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中国の人権活動家・胡佳氏が出所

2011年6月26日 13:00

 中国の著名な人権活動家で、政権の転覆を謀ったとして08年に収監された胡佳氏が26日、刑期を満了して出所した。

 エイズ(=後天性免疫不全症候群)患者の支援活動などで人権活動家として知られていた胡氏は08年、政権の転覆を謀ったとして有罪判決を言い渡されて収監されていたが、3年6か月の刑期を満了し、26日に出所した。

 ロイター通信によると、収監されていた刑務所や胡氏の自宅周辺は厳重な警備が敷かれており、胡氏の妻は「取材を受ければトラブルが起こる可能性がある」と述べた。

 中国では来月1日に共産党創立90周年を控え、人権活動家らが相次いで拘束されているが、出所後も胡氏への監視が続けられるとみられる。