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中国主席がスーダン大統領と会談、友好確認

2011年6月30日 8:39

 国際刑事裁判所(ICC)から戦争犯罪人として逮捕状が出されているスーダン・バシル大統領が中国を訪問し、29日、胡錦濤国家主席と会談した。

 バシル大統領は29日、人民大会堂で歓迎式典に出席し、胡主席と共に儀仗(ぎじょう)兵から礼を受けた。バシル大統領はダルフール紛争で大量虐殺に関与した疑いでICCから逮捕状が出ているが、中国はICCに加盟していない。

 中国・新華社によると、首脳会談では、胡主席が「国際情勢がいかに変化しようともスーダンとの友好は変わらない。国内企業に対し、スーダンへの資源探査を奨励するので優遇政策をとってほしい」と述べた。バシル大統領は「エネルギー、農業、鉱業などでの協力を強化したい」と応じた。