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NY株6日ぶり反落 終値1万2569ドル

2011年7月6日 11:48

 5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価はやや値を下げて取引を終えた。

 5日のニューヨーク株式市場は、このところ、ダウ平均株価の上昇が続いていたため、利益確定の売りが優勢となった。ダウ平均株価は、先週末比12ドル90セント安い1万2569ドル87セントと、6営業日ぶりに値を下げて取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比9.74ポイント高い2825.77だった。

 アメリカの格付け大手「ムーディーズ」が、ポルトガル国債の格付けを4段階引き下げたことも株価を押し下げた。ムーディーズは、ポルトガルが金融支援を再び必要とする状況に陥るリスクが高まっているとして、長期国債の格付けを投資不適格とされる水準「Ba2」にまで引き下げた。このため、ヨーロッパの金融不安に対する懸念が広がり、株が売られる一因となっている。