「投資不適格」S&Pがロシア国債格下げ
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アメリカの格付け会社スタンダード&プアーズは26日、経済成長の見通し悪化などを受け、ロシア国債の信用格付けを投資不適格とされる水準まで引き下げた。
ロシア国債の信用格付けはこれまで、投資適格水準で一番下の「BBBマイナス」だったが、26日に1段階引き下げられ、投資不適格とされる「BBプラス」とされた。その理由として、「ロシア政府の金融政策の柔軟性がより限られてきていること」「経済成長の見通しが弱まったこと」を挙げ、今後の見通しも「ネガティブ(弱含み)」とした。
ウクライナ危機をきっかけにした経済制裁や原油安の影響で、ロシア経済は悪化している。スタンダード&プアーズは今年のロシアのインフレ率が10%を上回るとみており、今年から2018年までの成長率は年率0.5%程度にとどまると予測している。