観光地で封鎖エリア拡大 クラスターの影響広がる 中国・北京
中国・北京のナイトクラブで発生したクラスターの影響が広がっています。濃厚接触者は1万人に上り、市内の観光地では封鎖エリアが拡大しています。
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中国・北京では、ナイトクラブでのクラスター発生で警戒が続いています。
記者(中国・北京、15日)
「ここは中国の政治の中心、中南海にも近い観光地ですが、感染者が出たということで、ここから先は完全に封鎖されています」
古い街並みが残る観光地では、いつもは観光客で賑わっていますが、15日はひっそりとしていました。店のドアにはチェーンがかけられ、休業していました。
記者
「見えるのは防護服姿のスタッフたちだけですね」
北京市内では、ナイトクラブ関連の感染者が増加しています。封鎖エリアも増え続けているのです。
クラスターが発生したナイトクラブでは、これまでに客や従業員ら327人が感染、濃厚接触者は1万人に上っています。
その影響は、こんなところにも…
記者
「あちらは公園の入り口ですが、感染した人が4日前に一度訪れたというだけで封鎖されてしまいました」
感染者が、一度だけ立ち寄ったとされる公園を封鎖しました。
こうした中、中国当局はナイトクラブ側が感染対策を怠ったとして、営業免許を取り消す方針を明らかにしました。さらに、警察は、経営者の立件を視野に捜査に着手したということです。
ゼロコロナ政策をおしすすめる中国政府。厳しい感染対策について市民は…
Q.封鎖地区が増えているが?
北京市民
「新型コロナ対策に効果があるので構いません。わたしたち庶民は共産党の指示に従います」
北京市民
「人の命が最も重要だと思います。もし人がいなくなってしまったら、経済が発展しても 意味がないですから」
厳戒態勢は、まだまだ続きそうです。