国連事務総長「領土保全および主権の侵害」
ロシアがウクライナ東部の地域を独立国家として承認したことを受け、国連の安全保障理事会は緊急会合を開き、対応を協議しています。
安保理の緊急会合は、アメリカなどの要請に基づき開かれたもので、日本時間の22日午前11時過ぎから始まりました。
会合の冒頭、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、ロシアがウクライナ東部の地域を独立国家として承認したことについて、「ウクライナ侵攻に踏み切るための口実づくりだ」と非難した上で、安保理理事国に対し、一致した対応を取るよう呼びかけました。
また、国連のグテーレス事務総長は、「ロシアの決定は、ウクライナの領土保全および主権の侵害であり、国際連合憲章の原則に矛盾している」と非難する声明を発表しています。