ウクライナのキーウとリビウにある世界遺産 ユネスコの「危機遺産」に ロシアによる軍事侵攻で
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの首都キーウと西部リビウにある2か所の世界遺産が15日、ユネスコ=国連教育科学文化機関の「危機遺産」に登録されることが決まりました。
「危機遺産」に登録されることが決まったのは、ウクライナの首都キーウにある「聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群、およびキーウ・ペチェルシク大修道院」と、西部リビウの歴史地区です。
理由について、ユネスコの世界遺産委員会は、ロシアによる軍事侵攻で、並外れた普遍的価値の保護を保証する最適な条件はもはや満たされておらず、攻撃で破壊される危機に直面しているなどとしています。
その上で、これらの遺産について、ロシアを含む全ての加盟国に対し、損害を与えるいかなる行為も控えるよう求めています。