ウクライナ・オデーサ歴史地区、世界遺産への登録決定 「危機遺産」にも同時に指定
ロシアによる軍事侵攻が続く、ウクライナの南部にある港湾都市・オデーサの歴史地区が、ユネスコ(=国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されることが決まりました。
ユネスコの世界遺産委員会は25日、ウクライナ南部にある黒海に面した港湾都市・オデーサの歴史地区について、世界遺産に登録することを決定しました。ロシアの侵攻が続いていることを受け、価値が失われる恐れがある「危機遺産」にも同時に指定しています。
“黒海の真珠”と称されるオデーサは18世紀後半から港湾都市として発展し、リゾートとしても知られていますが、ロシア軍による攻撃が相次いでいます。アズレ事務局長は、「戦争が続く中、登録はこの都市をさらなる破壊から守るための我々の決意を体現している」としています。