世界遺産ベネチアを「危機遺産」に ユネスコが勧告
ユネスコは「水の都」と呼ばれるイタリアの人気観光地で世界遺産のベネチアを「危機遺産」に加えるよう勧告しました。
ロイター通信によりますと、ユネスコ=国連教育科学文化機関は7月31日、「水の都」と呼ばれるイタリアの世界遺産ベネチアを「危機遺産」リストに加えるよう勧告しました。
ユネスコはベネチアでの気候変動が与える影響やオーバーツーリズムへの対応が不十分としています。
ベネチアは2021年にも「危機遺産」への登録が勧告されましたが、是正措置を発表したため、見送られていました。
ユネスコは定期的に世界遺産の状態を審査していて、今年9月にサウジアラビア・リヤドで開催される会議で採決される予定です。