ロシア4か所“収容施設”設置 政府関係者を拷問か?失踪、殺害事例の報告も
ウクライナ南東部マリウポリの市長は3日、ロシア側が市民を収容する施設を複数設置し拷問などをしていると訴えました。
マリウポリのボイチェンコ市長は、ロシア側がマリウポリ市内やその周辺に“選別センター”と呼ばれる収容施設を4か所設置していると明らかにしました。収容された市民が公務員やウクライナ政府と関係があるなどと判断された場合、拘束され、拷問を受けているとしています。
アメリカのカーペンター駐欧州安保協力機構大使は2日、収容施設に連行された市民の一部が親ロシア派が支配する地域に強制的に移送されているとの情報があると明らかにしました。失踪したり殺害されたりする事例も報告されているとしています。
ゼレンスキー大統領も2日、この施設で「市民が殺害され拷問を受けている」と訴えています。