ガザ地区戦闘再開後“184人死亡”保健当局が発表 南部複数地域ではビラ投下、住民に避難呼びかけ
イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ地区への軍事作戦を再開し、ガザ地区の保健当局は184人が死亡したとしています。
イスラエル軍は1日、ガザ地区への空爆などを再開しました。軍はこれまでに200以上のハマス側の拠点などを攻撃したとしていて、ガザ地区の保健当局は、戦闘再開後に184人が死亡したと発表しています。
また、ロイター通信によりますと、南部のハンユニスでは複数の地域でビラが投下され、住民にさらに南部のラファへ避難するよう警告する文章が書かれていたということです。
ただイスラエルの外交筋は地元メディアに対し、「もしハマス側が人質を解放すれば戦闘は一時休止される」とも述べています。
アメリカのブリンケン国務長官は戦闘休止の終了はハマスがテロ攻撃を行うなどして「約束を反故にしたせいだ」と非難しています。
一方、ハマスの報道官はAP通信の取材に対し、「今回の失敗はイスラエル側とアメリカ側のせいだ」と述べ、反発しています。
交渉の仲介役を務めるカタール政府は戦闘休止に向けた努力を続けているとした上で、「ガザへの継続的な砲撃は調停努力を複雑にし、人道被害を大きくさせている」と指摘しています。