ガザ地区「戦闘再開」…100人超死亡
7日間の戦闘の一時休止期間が終了し、イスラエル軍は、日本時間1日午後2時過ぎから、パレスチナ自治区ガザ地区を空爆しました。ガザ地区の保健当局は、109人が死亡したとしています。現地から最新情報です。
◇
はい、奥に見えるフェンスの先がガザ地区の北部です。
時折、大きな爆発音が聞こえ、空爆が続いているとみられます。
ただ、戦闘休止が始まる前と比べると、明らかに爆発音は減っていて、主な標的は、南部へ移っている可能性があります。
イスラエル軍は、これまでに200以上のハマス側の拠点などを攻撃したとしていて、ガザ地区の保健当局は、空爆により、南部などで109人が死亡したと発表しています。
イスラエル軍は、南部の住民に対して、エジプトとの境界近くまで退避するよう呼びかけていて、北部などから多くの住民が避難している中、人道危機がさらに深刻化する懸念も出てきています。
イスラエル側は、「もしハマス側が人質を解放すれば戦闘は一時休止される」としていますが、ハマス側は、「一部の当事者が交渉に向けて努力していない」とけん制しています。
こうした中、交渉の仲介しているカタール政府は、イスラエル軍の攻撃再開に遺憾の意を表明した一方で、「戦闘休止を目的とした双方の交渉は継続している」としていて、外交努力も引き続き行われています。