アメリカ南部・フロリダ州を横断した大型ハリケーン「イアン」による死者は少なくとも17人にのぼることがわかりました。ハリケーンは進路を変えて再上陸する見通しで、警戒が呼びかけられています。

ハリケーン「イアン」が上陸したフロリダ半島の西岸では、暴風や高潮の影響で、町が冠水し、橋が崩落するなどの被害が各地で出ています。フロリダ州内では、250万世帯以上が停電したほか、CNNテレビは、死者は少なくとも17人にのぼると伝えています。

バイデン大統領「フロリダ史上最も死者の多いハリケーンになるかもしれない」

バイデン大統領は、大規模災害にあたると宣言し、現地を視察する意向を示しました。

「イアン」はいったん勢力を弱めて熱帯低気圧になりましたが、勢力を強め29日午後に再びハリケーンとなりました。今後はサウスカロライナ州に再上陸する見通しで、当局は警戒を呼びかけています。