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NY株 3年9か月ぶり1万3千ドル台回復

2012年2月29日 8:38

 28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、消費者の景況感を示す指標が良かったことを受けて、1万3000ドルの大台を回復して取引を終えた。

 この日は、まず、民間の設備投資の先行指標として注目される耐久財の受注額が発表され、1月は前月に比べて4%減少したことが明らかになった。

 一方、民間調査会社が「消費者景気信頼感指数」を発表、前月から大幅に改善し、1年ぶりの高い水準となった。この指数は、5000人の消費者にアンケートを行うもので、景気の現状認識について、「良い」と答えた人の割合は前の月に比べてほぼ横ばいだったのに対し、「悪い」との回答が大幅に減った。

 市場はこの指標を好感したため買いが優先となり、ダウ平均株価は、前日比23ドル61セント高い1万3005ドル12セントで取引を終えた。終値で1万3000ドル台を回復するのは08年の5月以来、約3年9か月ぶり。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比20.60ポイント高い2986.76で取引を終えている。