韓国…屋内で着用義務解除 素顔見慣れず?生徒を“見間違い”
マスク生活が始まって3年。着用の緩和について政府でも議論が行われるなか、東京・有楽町で取材したのは、“マスクを外したいか”についてです。
20代
「外せるなら外したい。コミュニケーションがとりづらいので」
30代
「周りの人が着けていると、同調せざるを得ないかなって」
60代
「やっぱり感染者が多いとなると、ちょっと気になります。社会情勢みて考えます」
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日本より一足先に、韓国では動きがありました。30日から、屋内でのマスク着用義務が解除されたのです。
この日の朝、ソウル近くにある利川(イチョン)の高校では、マスク着けたり、手に持ったりして登校する生徒の姿がありました。
マスクなしの素顔に見慣れていないためか、教頭が「ユンジョンさんでしょ?」と声をかけた女子生徒は、実は全くの人違い……。教頭は、「目だけ見た時、ユンジョンさんだと思ったのよ!」と話していました。
教室の中では、生徒たちの多くがマスクを着けない状態で授業を受けていて、マスクは机の上に。教師もマスクなしで授業をしていました。
女子生徒
「ぎこちない感じでした」
「いつもマスクを着けている顔ばかり見ていたので、マスクを外したら、友達の顔がもっとはっきりわかるようになりました」
一方、ソウル市内のスーパーマーケットでは、まだほとんどの人がマスクをしていて、“マスクなし”の人の姿はまばらでした。
マスク着用の買い物客
「マスクを外した状態で入ってきたんですけど、みんな結構着けていたので」
「ついつい周りの様子を見ちゃいますね」
バスや電車など、公共交通機関を利用する際などは着用の義務は、続いているため、「私のような年寄りは着けっぱなしのほうがいい!交通機関ではまた着けないといけないので」という人もいました。
実際、バスに乗り込む人を見てみると、全員がマスクを着用しました。多くの場所で着用義務がなくなっても、まだマスクを完全には手放せない生活が続きそうです。