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NY株、64ドル安 追加緩和期待感後退で

2012年4月4日 8:45

 3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、追加の金融緩和策への期待感が後退したことを受け、ダウ平均株価は前日比60ドル以上値を下げて取引を終えた。

 午前中の市場は、ヨーロッパでの株安を受けて売りが先行した。さらに午後、先月に開かれた、アメリカの金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公開され、追加の金融緩和策を支持する委員会のメンバーが前回の会合よりも減ったことが明らかになった。

 市場で高まっていた追加の金融緩和策への期待感が後退する結果となったため、市場ではさらに売りが優勢となり、ダウ平均株価は前日比64ドル94セント値を下げ、1万3199ドル55セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比6.13ポイント値を下げ、3113.57で取引を終えている。