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iPad商標権は中国企業に~中国当局者

2012年4月24日 23:03

 携帯端末「iPad」(アイパッド)の商標権をめぐって、アメリカの「アップル」と中国企業が争っている問題について、中国の当局者は24日、現時点では中国企業側に商標権があるとの考えを示した。

 アップルと中国メーカー「唯冠科技」が中国でのiPadの商標権を争っている裁判について、商標権を管理する中国国家工商行政管理総局の付双建副局長は24日の会見で、「商標法によれば、唯冠側の商標登録は、今でも合法だ」との考えを示した。

 これは唯冠科技側が勝訴した一審判決に沿った内容だが、二審での審理が続く中で出た中国当局者の発言であるだけに、今後の審理に影響が及ぶ可能性がある。今回、唯冠科技が再び勝訴した場合、アップル側は中国でのiPadの販売ができなくなるおそれもあり、和解も含めた交渉が続いている。