日米両政府は日本時間２７日午前１１時、２５日に見送った在日アメリカ軍再編の中間報告を発表する。これについて、アメリカ国務省・キャンベル次官補は２６日、「沖縄の基地問題の停滞を打開するものだ」と強調した。

　「中間報告は、沖縄の基地問題をめぐる長い間の停滞を打開するものだ。沖縄の人からも支持されると思う」－キャンベル次官補は、中間報告には、沖縄から移転する海兵隊の具体的な規模が盛り込まれていることを明らかにした。

　一方、アメリカ議会の反対で発表が遅れたことについては「これで全ての懸念が解消されるわけではない」として、沖縄・名護市辺野古に建設予定の普天間基地（沖縄・宜野湾市）の代替施設の予算規模などについて、引き続き詰めの協議が必要との認識を示した。