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仏・オランド大統領、アフガンを電撃訪問

2012年5月26日 3:28

 フランス・オランド大統領が25日、アフガニスタンを電撃訪問し、駐留フランス軍の戦闘部隊を今年中に撤退する考えを改めて示した。

 オランド大統領は25日、アフガニスタン北東部・カピサ州にある駐留フランス軍の基地を初めて訪問した。フランスは約3500人の兵士をアフガニスタンに派遣しているが、オランド大統領は演説で、選挙の公約通り、フランス軍の撤退時期を早め、今年末までに戦闘部隊を撤退させる方針を改めて示した。

 NATO(=北大西洋条約機構)は、14年末までに国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘任務を終了し、全ての治安権限をアフガニスタンに移譲する計画。

 オランド大統領はこの後、アフガニスタン・カルザイ大統領と会談し、戦闘部隊の撤退後も、軍や警察官の訓練にあたる要員を残すことや復興のための経済的な支援を続ける考えを示した。