内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者・アサンジ容疑者が１９日、南米・エクアドルの大使館に政治亡命を申請した。アサンジ容疑者は性的暴行の疑いにより、滞在先のイギリスの最高裁がスウェーデンへの移送を決めていた。

　エクアドル・パティニョ外相は１９日、アサンジ容疑者がロンドンにある大使館を訪れ、政治亡命を申請したと明らかにした。亡命を受け入れるかは「検討し、分析している」としている。エクアドル大使館も「本国で判断が下されるまで、アサンジ容疑者を保護する」との声明を出した。

　アメリカの機密情報を大量に公表したアサンジ容疑者に対し、反米的外交で知られるエクアドルが手を差し伸べた形。