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スイスへ亡命申請の男性 エボラ熱に感染か

2014年9月25日 0:01

 西アフリカのギニアからスイスへ亡命を申請していた男性が、エボラ出血熱に感染している疑いがあることがわかった。男性は隔離されていて、スイスで感染が拡大する恐れはないという。

 この男性は先週、ギニアからスイスの難民申請センターに到着したが、ウイルスの潜伏期間内だった上に、家族がエボラ出血熱で危険な状態にあると話したため病院で隔離されていた。男性は23日になって発熱し、スイス連邦保健省は感染の疑いがあるとして血液検査などを行っている。

 保健省は、エボラ出血熱は症状が出る前には他人に感染することがないとして、スイス国民に危険はないと発表している。

 WHO(=世界保健機関)によると、ギニアでは22日までに1008人がエボラ出血熱に感染し、632人が死亡している。