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露・メドベージェフ首相、国後島を視察

2012年7月3日 23:24

 ロシア・メドベージェフ首相が日本時間3日午後、閣僚3人を伴って北方領土・国後島を訪れ、建設中の港湾施設などインフラの整備状況を視察した。国後島の訪問は大統領時代の10年11月以来、2度目。

 メドベージェフ首相は日本時間3日午後4時過ぎ、国後島に到着した。イタル・タス通信などによると、メドベージェフ首相には閣僚3人が同行していて、開発計画の進ちょく状況を調べるため、建設中の港湾施設などを視察した。住民との交流会では「神様は3度目の訪問を歓迎している」と述べ、これからも国後島を訪れる考えを示したという。

 先月、日本とロシアは領土交渉を再び活性化することで合意したばかりだが、今回の国後島訪問には、改めてロシアの実効支配を示す狙いがあるものとみられる。