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NYダウ49ドル安 米小売売上高の低迷で

2012年7月17日 8:13

 16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、優良株で構成するダウ平均株価は、先週末比49ドル88セント安い1万2727ドル21セントで取引を終えた。

 16日朝に発表されたアメリカの6月の小売売上高は、「アメリカ経済の先行きの不透明さ」を裏付ける格好となった。消費大国・アメリカの消費動向は景気にも大きな影響を与えるため注目されていたが、市場予想が「プラス」成長だったのに対して「マイナス」の結果となった。市場関係者も「びっくりするほど悪かった」と話し、大きな落胆となった。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比11.53ポイント安の2896.94で取引を終えている。

 世界経済悪化への懸念が日増しに強まる中、追加の金融緩和策は実施されるのかという点に、市場の関心は高まっている。