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反体制派、首都への攻勢強める シリア

2012年7月17日 14:42

 事実上の内戦状態に陥ったシリアで、反体制派の攻勢が首都・ダマスカスに達しつつある。15日には、ダマスカス南部の数か所で激しい戦闘が起きている。

 ロイター通信などによると、15日、ダマスカス南部の各地で政府軍と反体制派による激しい戦闘が起きた。反体制派側はダマスカスへの攻勢を強めている。

 こうした中、ロシア入りしているアナン前国連事務総長は16日、ロシア・ラブロフ外相と会談した。会談内容は明らかになっていないが、アナン氏はシリアへの圧力強化に同意を求めたものとみられる。ラブロフ外相は、会談前には欧米各国の対応を「どう喝だ」と強調しており、20日に国連の停戦監視団が活動期限を迎える中、暴力停止に向けた新たな枠組み作りの協議は難航が予想される。