大手自動車会社「スズキ」のインドの子会社の工場で１８日、従業員による暴動が起き、１人が死亡、日本人２人を含む６４人がケガをした。

　暴動が起きたのは、スズキの子会社「マルチ・スズキ」のインド・ニューデリー郊外にある工場。スズキや地元警察によると、１８日、インド人の従業員がインド人の上司を殴ったことがきっかけとなり、従業員約３０００人が工場の事務所に放火するなど暴徒化した。この暴動で１人が死亡、日本人駐在員２人を含む６４人がケガをした。工場は現在、操業を停止している。

　この工場では、去年６月にも大規模なストライキがあったという。