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探査機・キュリオシティ、火星着陸

2012年8月6日 16:58

 NASA(=アメリカ航空宇宙局)の火星探査機「キュリオシティ」が日本時間午後2時半過ぎ、火星に着陸した。キュリオシティから、着陸した火星の地表とみられる画像が送信されると、アメリカ・カリフォルニア州の管制室では、大きな喜びの声が上がった。

 キュリオシティは去年11月に打ち上げられ、重さは約900キロで、火星探査機としてはこれまでで最大の大きさ。このため、着陸時の衝撃をどう和らげるかが焦点で、パラシュートを開いた後にジェット噴射で減速させ、さらにクレーンでつった状態で着陸させるなど、極めて難しい計画と言われていた。

 キュリオシティは地球からの遠隔操作が可能で、搭載された分析装置で今後約2年間、火星の生命存在の可能性について調べる予定。