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「サンディ」米大統領選にも影響

2012年11月1日 8:56

 アメリカ東海岸に上陸した、ハリケーンから温帯低気圧に変わった「サンディ」は、アメリカ大統領選挙にも大きな影響を与えている。遊説を全てキャンセルして災害対応に当たっているオバマ大統領は先月31日、被災地を訪れた。

 サンディはこれまでに、AP通信によると、死者62人、一時800万世帯以上が停電するなど、大きな被害を出している。

 オバマ大統領はこの3日間、全ての遊説日程をキャンセルし、災害対応の陣頭指揮に当たっている。被害が大きかったニュージャージー州で、オバマ大統領は被災者支援に全力を挙げる方針を強調した。オバマ大統領の災害対応は、野党・共和党の州知事が絶賛するなど、これまでのところうまくいっているようだ。

 一方、共和党・ロムニー候補は、一足先に激戦州での遊説を再開し、「このような状況ですが、我々は一致団結し、被災者が損失から早急に立ち直れるようにしなければなりません。そして、我々の団結は、(大統領選の翌日の)11月7日に実現するのです」と訴えた。

 投票日まであと6日。被災地に気を配りながらの終盤戦になる。