ホンジュラス新大統領“台湾との関係維持”
台湾と外交関係がある中米・ホンジュラスで、シオマラ・カストロ氏が大統領に就任しました。カストロ氏は「中国と国交を結ぶ」と主張し、台湾との断交を示唆していましたが、関係は維持する見通しです。
ホンジュラスで27日、新大統領の就任式が行われました。新大統領のシオマラ・カストロ氏は大統領選挙で「中国と国交を結ぶ」と主張し、台湾との断交を示唆していましたが、就任式には台湾の頼清徳副総統が出席しました。
カストロ新大統領は前日、台湾メディアに対し、「台湾の支援に感謝しています。長年の関係を維持していきたい」と語っていました。
ホンジュラスにとってアメリカが最大の貿易相手国で、そのアメリカは台湾との関係維持を働きかけていました。このため、中国の影響力拡大を懸念するアメリカに配慮し、方針を転換したものとみられています。