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バイデン氏、軍事支援拠点を訪問 兵士ら激励

2022年3月26日 0:50
バイデン氏、軍事支援拠点を訪問 兵士ら激励

NATO首脳会議などに出席したアメリカのバイデン大統領は、ウクライナから近いポーランドのジェシュフに到着しました。現地から矢岡亮一郎記者の報告です。

ベルギーで30か国以上の同盟国の首脳と結束を確認してきたバイデン大統領は、ジェシュフの空港に降り立ちました。バイデン大統領はサングラスに黒いマスク姿、ポーランド側の出迎えに、マスクを外して応じました。そして、大統領には、ブリンケン国務長官、オースティン国防長官という2人の安全保障の重要閣僚が同行する、しかも同じ機体に乗ってくるという異例の態勢で臨んでいます。

バイデン大統領は到着後、空港に隣接するアメリカ軍の拠点を訪れ、兵士一人一人と握手をしながら、激励しました。食堂では、ピザを一緒に食べながら兵士と語らい、ざっくばらんなバイデン大統領らしさも見せています。

一方で、到着前に空港を取材すると、迎撃ミサイル「パトリオット」が設置されていました。ジェシュフはまさにヨーロッパ防衛の最前線。そして、ウクライナへの軍事支援の拠点でもあります。

アメリカメディアは今回の訪問を、「軍事支援を続けるアメリカの決意を示すもの」だと伝えていますが、一方で、ウクライナには軍事介入しないと決めているバイデン大統領としては、「この最前線に立つことが精いっぱい」という見方もできるかもしれません。

――決意を示すということも大事かもしれませんが、アメリカとしてどうやって事態を収めようとしているんでしょうか。

軍事支援でウクライナの徹底抗戦を支え、経済制裁でプーチン政権をじわじわ追い詰める狙いなんですが、同時に、ロシアのさらなる攻撃に備えて、ウクライナよりも手前、ポーランドをはじめとした東ヨーロッパの防衛態勢の強化を図る、3本柱を長期戦覚悟で進めているという状況です。

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