マレーシアの総選挙は日本時間５日午後６時で投票が締め切られ、現在、開票作業が行われている。独立以来初めての政権交代が実現するかどうかが焦点となっている。

　マレーシアでは与党連合が１９５７年の独立以来５０年以上にわたって政権を担ってきたが、与党は前回２００８年の総選挙で、それまで９０％を占めていた議席を大幅に減らした。議席回復を目指す与党のナジブ首相は選挙戦で、安定した政権運営の必要性をアピール。一方の野党連合を率いるアンワル元副首相は政権の腐敗を批判し、変革の必要性を有権者に訴えてきた。

　事前調査では与党の苦戦も予想されていて、初めての政権交代が実現するかどうかが焦点となっている。大勢は日本時間６日朝までに判明する見通し。