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北朝鮮外務次官、対話に前向き姿勢

2013年6月22日 8:11

 中国を訪れている北朝鮮の金桂官第1外務次官が、21日、中国政府の外交トップらと会談し、北朝鮮の核問題などを話し合う6か国協議など、対話への参加にあらためて意欲を示した。

 北朝鮮の金第1次官は、中国の王毅外相や外交を統括する楊潔チ国務委員と相次いで会談した。中国外務省によると、会談の中で楊国務委員は、「最近の朝鮮半島には緊張緩和の勢いが現れた」と評価した。その上で、「できるだけ早く6か国協議の再開を望む」と述べた。

 これに対し、金第1次官は、「6か国協議を含む様々な形の対話に参加したい」と述べた。

 一方、韓国の趙太庸・6か国協議首席代表が中国側と協議を行うため21日、北京に到着した。中国は韓国に対し対話を促すものとみられるが、韓国や日本、アメリカは北朝鮮がまず、非核化に向け具体的な行動を取ることが必要との立場で、協議再開への道筋は依然、不透明。

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