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絶滅危惧種に?ニホンウナギめぐる国際会議

2013年7月2日 14:40

 生息数が激減している「ニホンウナギ」について、絶滅危惧種に指定するかどうかを話し合う専門家の会議が1日、イギリスのロンドンで始まった。

 野生生物の専門家で作るIUCN(=国際自然保護連合)は、1日から5日間の日程で作業部会を開き、ニホンウナギなど19種類のウナギについて「絶滅危惧種」に指定するかどうか検討を行っている。東京大学の研究者など15人が生息数などに関するデータを分析した後、世界中の専門家に意見を求めるという。

 IUCNの決定には法的拘束力はないものの、野生動物の保護を目的としたワシントン条約で国際取引を規制する参考資料となるため、指定されれば輸出入の規制を求める声が高まることも予想される。