五輪招致最終プレゼン 知事らが魅力訴え
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2020年のオリンピック招致を目指す東京などの3都市は3日、スイス・ローザンヌでIOC(=国際オリンピック委員会)の委員たちに対して最後のプレゼンテーションを行った。東京・猪瀬都知事は「大変良くできた」と自信を示した。
東京とトルコ・イスタンブール、スペイン・マドリードによるプレゼンテーションは、非公開で行われた。86人のIOC委員に対し、「世界で最も安全で財政力もある」と訴えた猪瀬知事に加えて、麻生副総理は「政府が全面的に支援する」と「オールジャパン」の姿勢を強調した。さらに、招致アンバサダー・滝川クリステルさんは東京という街の様々な魅力をフランス語でアピールした。
猪瀬知事「マラソンに例えるならば、30キロ地点は無事クリアしたなと」
「一番の違いは、東京都民の盛り上がり。ロンドンオリンピックが与えたものというのは非常に大きかった」-終了後の会見で、外国メディアから質問が集中した麻生副総理は「東日本大震災から立ち上がった日本を見せたい」と語り、前回の立候補の時との違いを強調した。
IOC委員からは「東京は素晴らしかった。彼らの熱意が伝わりました」といった声が聞かれた。
一方、マドリードは、フェリペ皇太子が登場するなど、国を挙げての招致を強烈にアピールしている。
3都市は、公式の予定が終わった後も活発なロビー活動を行っており、水面下での交渉が今後の招致レースの鍵となる。