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米、中国のサイバー攻撃をけん制~米中対話

2013年7月11日 12:00

 アメリカと中国が外交戦略や経済の問題を幅広く話し合う米中戦略経済対話が10日、アメリカ・ワシントンで開幕した。サイバー攻撃の問題では、アメリカが中国をけん制した。

 開会式では、中国・楊潔チ国務委員が「我々はアメリカ側との相互理解を高められるよう望んでいる」と述べ、米中ともに、両国が協力を深める重要性を強調した。しかしアメリカは、懸案となっているサイバー攻撃については、中国政府の支援の下に行われているという認識に立ち、次のようにけん制した。

 アメリカ・バイデン副大統領「米企業が受けているサイバー攻撃は、許容範囲を超えており、やめさせる必要がある」

 アメリカ側の当局者によると、サイバーセキュリティーの問題を話し合う作業部会について、両国は今年後半に2回目の協議を行うことで合意したという。

 この他、南シナ海などでの中国の海洋進出やエネルギー安全保障問題なども議題に上っていて、協議は11日まで行われる。

 ★楊潔チの「チ」は竹かんむりの下にがんだれと「虎」