×

米国が中国に協力要請 北朝鮮サイバー攻撃

2014年12月22日 10:56

 北朝鮮によるソニーの子会社へのサイバー攻撃をめぐり、アメリカ政府は中国に協力を求めた。

 アメリカのケリー国務長官は中国の王毅外相と、21日夜、電話で会談した。王外相は「いかなる形のサイバー攻撃やサイバーテロ行為にも反対する」と述べ、名指しは避けながらも、北朝鮮を暗に批判した。アメリカ政府が具体的にどのような協力を求めたのかは明らかになっていないが、20日付の米紙・ニューヨークタイムズは「北朝鮮の通信はすべて中国が協力したネットワークを使用しているため、中国の協力は重要だ」と伝えている。

 王外相は「いかなる国や個人も他国内の施設を利用して、第三国にサイバー攻撃を発動することに反対する」と述べていて、どの程度、協力姿勢を示すかが注目される。