米中戦略経済対話“南シナ海”進展せず終了
アメリカと中国が外交戦略や経済について幅広く話し合う米中戦略経済対話が終了した。懸案の南シナ海をめぐる問題で進展はみられなかった。
2日目の協議で、アメリカ側は中国が南シナ海で浅瀬の埋め立てを進め、周辺国と緊張を高めていることについて改めてけん制し、オバマ大統領も緊張緩和に向けた具体的な措置をとるよう要請した。これに対し中国側は「国家主権及び海洋権益を断固として守る」と反発し、主張の隔たりは埋まらなかった。
また、アメリカの企業が中国からサイバー攻撃を受けたとされる問題で、アメリカ側が懸念を伝えたのに対し、中国側はアメリカと協力していく考えを示した。