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米長官、中国に南シナ海の“緊張緩和”要求

2015年5月16日 17:38

 中国を訪問しているアメリカのケリー国務長官は16日、王毅外相と会談し、中国が南シナ海でサンゴ礁などの埋め立てを急速に進めていることについて直接懸念を伝え、緊張を緩和するよう求めた。

 ケリー国務長官は王毅外相に対し、中国と東南アジア諸国が島の領有権を争っている南シナ海で中国が進めている埋め立てのペースと規模に懸念を伝えた上で、「緊張を緩和し、外交的解決策の可能性を高めるために行動するよう(中国に促した)」と述べた。

 これに対し、王外相は「中国の主権と領土を守る意志は岩のように固く、揺らぐ余地はない。これは人民から政府への要求で我々の正当な権利だ」と述べ、正当性を主張した。

 また、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(=AIIB)について、ケリー長官が質の高い融資基準などが保証されることを前提に歓迎する考えを示したのに対し、王外相は「国際ルールにのっとって運用する」と述べ、アジア開発銀行(=ADB)などと協力していく考えを示した。