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カギ閉められ…オバマ氏、体験交え差別語る

2013年7月20日 12:42

 アメリカで黒人の少年を射殺した男性に無罪が言い渡されたことに抗議行動が広がっていることを受けて、オバマ大統領は19日、自らの体験を交え、人種差別の現実について語った。

 「撃たれたマーティン君は35年前の私だったかもしれない。黒人社会は、この問題を(人種差別の)経験と歴史を通して見ている」-オバマ大統領は「道を歩いていて目の前で車のカギを閉められたことがある」などと自らの体験を交え、黒人への差別が依然として残っている現実を語った。黒人として初めてアメリカの大統領となったオバマ大統領が、人種問題について踏み込んだ発言を行うのは珍しい。

 一方で、裁判を受けて抗議行動が全米に広がっていることについては、裁判の結果を受け入れ、冷静に対応するよう求めた。