稼働が中断している開城工業団地の操業再開に向け、韓国と北朝鮮の協議が１４日午前、始まった。韓国が提案した「最後の協議」に北朝鮮が応じたもので、北朝鮮の歩み寄りがあるかが焦点。

　南北協議は１４日午前、北朝鮮・開城工業団地で始まった。韓国側は操業再開に向け、北朝鮮が再び一方的に中断しないよう再発防止を求めていて、これに応じない場合、今後の協議打ち切りも辞さない構え。前回の南北協議は物別れに終わったが、北朝鮮は先週、開城工業団地の中断措置を解除すると発表した上で、「どんな場合でも正常な運営を保障する」と重ねて表明するなど、軟化とも取れる動きを見せている。

　１４日の協議では、韓国が求める再発防止に北朝鮮が前向きな姿勢を示すかが焦点になる。