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化学兵器使用「ほぼ疑いない」~米政府高官

2013年8月26日 10:17

 シリアで化学兵器が使われ300人以上が死亡したとされる問題で、アサド政権は25日、国連の調査団が現場で調査することを認めると発表した。

 これは、シリア外務省が国営テレビを通じて発表したもので、首都ダマスカス近郊の現場に調査団が入ることに協力するとしている。これを受けて、国連も26日に現地調査を開始する予定だと発表した。

 この問題をめぐっては、アサド政権と反体制派の双方が「相手が使用した」と主張をしているが、アメリカ政府高官はNNNに対し、「現段階でアサド政権が化学兵器を使用したことは、ほぼ疑いない」と述べた。その上で、国連の調査受け入れについてもアサド政権側が証拠隠滅をはかる可能性について懸念を示している。