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NY株96ドル高 新車販売増を好感

2013年9月5日 10:08

 4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は一時、上昇幅が100ドルを上回る場面もあった。

 4日のニューヨーク株式市場は、アメリカの議会がシリアに対してどのような対応を決めていくのかを見守る展開が続いた。このような中、8月のアメリカの新車販売台数が高い水準で伸びたことが買いの材料になった。アメリカ経済にとって非常に重要な個人消費だが、その力強さが新車販売で裏付けられたことは大きな意味を持つ。

 この結果、ダウ平均株価は前日比96ドル91セント高の1万4930ドル87セントで取引を終了した。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比36.43ポイント高の3649.04で取引を終えている。

 今後のシリア情勢が注目される中、市場関係者からは「エネルギーの中東依存が小さくなっており、株価への影響は限定的ではないか」と指摘する声もある。