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ケネディ駐日米大使、防空識別圏を批判

2013年11月28日 1:06
ケネディ駐日米大使、防空識別圏を批判

 キャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使は27日、都内で着任後初めて講演し、中国が沖縄県・尖閣諸島周辺の上空を含む空域に防空識別圏を設定したことについて、「地域の緊張を高めるだけだ」と批判した。

 ケネディ大使は、「中国による防空識別圏設定という一方的な行動は、東シナ海の安全を脅かすものである。こういった一方的な行動は地域の緊張を高めるだけだ」と述べ、その上で、日本に対し、近隣諸国と対話による問題解決を促した。

 一方、27日、中国外務省・秦剛報道官が会見し、「私たちは東シナ海の防空識別圏の空域を有効に管理し、コントロールする能力を持っている」と述べ、日本やアメリカなどの動きをけん制。民間航空機の航行については「影響を受けることはない」と改めて強調した。