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防空識別圏 米副大統領が中国に懸念伝達へ

2013年11月28日 13:12

 来週、日本・中国・韓国を訪問するアメリカのバイデン副大統領が、中国が設定した「防空識別圏」について、中国指導部に直接、懸念を伝えることがわかった。

 バイデン副大統領は、習近平国家主席や李克強首相らと会談する予定。アメリカ政府高官によると、バイデン副大統領は、中国が尖閣諸島周辺の上空を含む東シナ海に設定した「防空識別圏」について、航空機の上空通過に大きな危険性が出ており、「日韓には直接影響がある」と中国側に深い懸念を直接伝える。さらに、設定した意図について説明を求めるという。

 バイデン副大統領は、同盟国が一致してこの問題に対処するためにも、冷え込んでいる日韓関係を改善するよう、安倍首相と朴槿恵大統領に強く促す見通し。