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防空識別圏 米韓両国“緊密協議”で一致

2013年12月6日 18:20

 韓国の朴槿恵大統領は6日、アメリカのバイデン副大統領とソウルで会談した。韓国は自らの防空識別圏拡大について説明し、今後、米韓両国は緊密に協議を続けることで一致した。

 会談で朴大統領は、韓国の防空識別圏拡大について説明、バイデン副大統領はそれを評価したものの、米韓は今後、この問題について緊密に協議を続けることで一致したという。アメリカは、識別圏拡大という韓国の対応に一定の理解を示したものの、域内の緊張が高まる恐れがあることを懸念し、積極的な支持を避けたものと見られる。

 また、バイデン副大統領は「日韓関係の障害が取り除かれ、関係が進展することを望む」として日韓関係の改善を促した。これに対し、朴大統領は「未来志向の関係を築くため日本側の誠意ある措置を期待している」と述べ、これまで同様、関係改善には歴史認識問題で安倍政権の前向きな対応が必要との認識を示した。