中国当局、人権活動家・胡佳氏を拘束
ノーベル平和賞候補者として名前が挙がったこともある中国の著名な人権活動家・胡佳氏(40)が、北京市の警察に拘束されたことがわかった。
胡佳氏は、26日夕方、自身のツイッターで「複数の警官が自宅を訪れ、騒動を挑発した疑いで連行すると伝えてきた」と明らかにした。そして、ロイター通信の取材に連行中だと状況を説明した上で、電話で次のように話した。
胡佳氏「私は今、警察車両に乗って警察署に向かっている。おそらく勾留されるだろう」
胡氏は、連行される理由について、26日に懲役4年の判決を受けた著名な人権活動家の許志永氏や、「国家分裂」に関与したとして拘束されているウイグル族学者のイリハム・トフティ氏らについて、ネット上で支援などを呼びかけていたことと関係があると指摘している。
胡氏は2008年、国家政権転覆扇動罪で服役中に、ノーベル平和賞候補者として名前が挙がっていた。