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旅客機不明 “成りすまし”客の分析進める

2014年3月10日 1:37

 乗客乗員計239人を乗せたマレーシア航空機の捜索は依然、難航している。航空当局は9日、少なくとも2人の乗客が不正なパスポートを使って搭乗したとの見方を示した。

 マレーシアの航空当局は9日、会見し、少なくとも2人の乗客が他人名義のパスポートを使って搭乗したとの見方を明らかにした。搭乗名簿には実在するオーストリア人とイタリア人男性の名前があるが、2人はいずれも搭乗していないことが確認されている。

 登場名簿に名前があったイタリア人男性「私のパスポートが盗まれた。他の人が使えるとは思わない」

 捜査当局は、空港の監視カメラに映っている不正にパスポートを使った人物の分析をするとともに、FBI(=アメリカ連邦捜査局)とも連携して調べを進めているという。

 一方、機体の捜索は依然難航しているが、マレーシア軍当局者によると、レーダーの記録から、旅客機は一度引き返そうとした可能性があることがわかった。現在、さらに範囲を広げて各国からの支援を受けて捜索活動を続けている。