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NY株34ドル安、終値1万6418ドル

2014年3月11日 7:37

 アメリカ・ニューヨーク市場は中国の景気が減速しているとの警戒感が強まって、売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は値を下げた。

 10日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は3営業日ぶりに反落して、前週末比34ドル4セント安の1万6418ドル68セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は3日続けて下げて1.77ポイント安の4334.45で終えた。

 ニューヨーク市場は今、高値で推移していて、ダウ平均株価は7日に2か月ぶりの高値を記録している。しかし10日は中国経済への警戒感が重しとなった。中国が前週末に発表した2月の貿易統計で輸出が減ったことなどから中国の景気が減速しているとの警戒感が生まれ、中国での取引が多い企業を中心に売り注文が広がった。ただ、市場関係者は当面、高値傾向に変わりはないと見ている。