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ロシアが米国への制裁発表 報復措置と明言

2014年3月21日 6:55

 ロシアの外務省は20日、アメリカの政府高官や議員ら9人に対してロシアへの入国を禁止する制裁を発動した。

 ロシア外務省によると、入国が禁止されるのはオバマ大統領の側近の副補佐官や議会の下院議長ら9人で、共和党の外交政策の重鎮で、先週、ウクライナを訪問したマケイン上院議員も含まれた。外務省は、「相互主義のもとに制裁を導入する」としていて、報復措置であることを明言している。

 一方、ロシア下院は20日、18日にクリミアとの間で締結されたロシア編入に関する条約を圧倒的多数で批准し、それに伴う憲法改正についても承認した。21日には上院で審議が行われ批准されれば、プーチン大統領が署名し、編入に向けた手続きがすべて終わることになる。