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米副大統領、ウクライナ暫定政権幹部と会談

2014年4月23日 7:25

 ウクライナを訪問中のアメリカのバイデン副大統領は22日、ウクライナ東部で警察署などの占拠を続ける親ロシア派への支援をやめるようロシアに求めた。

 バイデン副大統領は訪問先の首都キエフで暫定政権のトゥルチノフ大統領代行やヤツェニュク首相と相次いで会談した。会談後に行われた会見でバイデン副大統領は、先週のアメリカ・ロシア・EU・ウクライナの4者協議で建物の明け渡しなどで合意した後も、ウクライナ東部で親ロシア派による占拠が今も続いていることについて、ロシアが建物の明け渡しを促すよう求め、「これ以上の挑発はさらなる孤立を招く」とロシア側に警告した。

 一方、トゥルチノフ大統領代行は22日、ウクライナ東部で「政治家が拉致され、殺害された」などとして、4者協議の後、一時停止していた「対テロ作戦を再開するよう求める」との声明を出した。

 緊張がさらに高まる可能性も出ている。