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ウクライナ東部で銃撃戦 死傷者も

2014年5月6日 7:27

 緊張が続くウクライナ情勢。東部のスラビャンスクで5日、暫定政権と親ロシア派の間で銃撃戦があり、兵士4人が死亡するなど死傷者が出た。

 インタファクス通信などによると、ウクライナ暫定政権は5日、親ロシア派の拠点の一つ東部のスラビャンスクで軍事作戦を行い、銃撃戦の末、テレビ塔を奪還した。しかし内務省によると暫定政権側の兵士4人が死亡、30人がケガをしたという。一方で親ロシア派側は20人以上が死亡したと主張している。さらにウクライナ軍のヘリコプターが撃墜されるなど、依然として緊張した状態が続いている。

 暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は4日、新たに特殊部隊を編成したことを明らかにしており、親ロシア派を強制的に排除する構えを崩していない。